防犯を科学するシリーズ その3 張込み編

張込みと言えば

張込みと言えば、何でしょうか?
やっぱり

「あんパンと牛乳」

ですよね。
ちょっと古いでしょうか?
確かに、今どきの学生さんの口からは出てこない気がします。
でも、実際、よく質問されます。

張込みを科学する

さぁさぁ、早速分析してみましょう。
まず、「なぜ、あんパンと牛乳なのか。」を
ここで、私の過去のブログを奇跡的に読んでくれていた方は、きっと思うでしょう。

「あー、あんパンと牛乳でなければならない理由があるんだな。」と。

残念。今日はちょっと違います。
では、順番に紐解いていきましょう。

あなたは、今、駅前のロータリーにいます。
このロータリーには百貨店をはじめ飲食店やスーパー、レンタルショップなど一通りの店舗が並んでいます。
車は数十台、人は数百人というところでしょうか。
そんな、ちょっと大きめの街の駅前ロータリーを想像してみてください。
ここで、張込み中のデカを探してください。

見つかりましたか?

たぶん。。。あれと。。。あれかな。。。
と思った方。
「はずれ」です。

「はぁ。何言ってるの?」と思った方。普通です。
私も自分で何を言っているのかわかりません。・・・違った。
つまり、何が言いたいかというと、「張り込んでいるデカは見つけられない。」ということです。
(すぐ見つけられちゃう人もいますが。。。)
「正解はこの人と、この人でしたー。」と言われれば、「えっ、普通じゃん。つまんない。」
「わかるわけないし。エスパーかよ。」となってしまうでしょうね。(エスパーも古いですかね。)

とか言っているうちに答えが出てしまいました。
「なぜ、あんパンと牛乳なのか。」が。
ちょっと、分かりずらいでしょうか。

テレビの世界

あんパンと牛乳は昔の刑事ドラマのワンシーンです。
しかし、ドラマでデカの張込みシーンを真実に基づいて忠実に再現すると。。。

「え、どこどこ? このシーン、何?」

これではもうストーリーが成り立ちませんね。
そう、必要とされているのは画取りですね。

じゃ、なぜ「あんパンと牛乳なのか。」
茶の間が求めているのは「非日常」です。
普通の方が何かに気を取られながら、あんパンに食らいつき、牛乳で流し込むなんて、あまりないですからね。
「あー、刑事さん張り込んでる。大変だなぁ。あれで空腹をしのいでるんだ。」
この感想を持たせるシーンなのです。
「大変な思いで事件解決に一生懸命なんだ。」が伝わらなければなりません。
そのため、何を食べて何を飲んでいるのかが、一目でわかる必要があります。
どんなお洒落な飲み物で、どんな美味しそうなパンなのかは、むしろ不要ですね。

あ、やっぱり「あんパンと牛乳じゃなければダメ」という結論になってしまいました。
ドラマの中の話ですけどね。

デカさんにあんパンと牛乳を差し入れたら

では、実際に張込み中のデカさんにあんパンと牛乳を差し入れてみましょう。

先輩 「おぅ。おつかれさん。ヤロウの動きはあるか?」
後輩 「動き無いっすね。店から出てこないっす。何やってんのかな。」
先輩 「差し入れだ。」
後輩 「・・・。(あんパンと牛乳かよ。先輩のギャグかな。めんどくさ。こんな時に)」
(1分後)
後輩(なんだよ。みんなジロジロみてるじゃんか。。。あんパンと牛乳じゃ、まるで張込みでもしてるみたいだもんな。あっ、ホントの張込みだった。ってか、この姿ヤロウが見られたら、デカだ!ってバレちゃうかもな。。。)
(30分後)
後輩 電話「先輩。ちょっと便所行きたいんで、代わってもらっていいっすか?」
先輩 電話「しょーがねーな。今、行く。」
(5分後)
先輩 電話「おい、ヤロウ、店出てきたぞ。」
後輩 電話「えっ。マジっすか。ちょ、、、わっ、分かりました。」

どうでしょう。
張込みに食事は不要ですね。
家で食ってこいって感じです。
昼も一食ぐらい我慢ですなぁ。
まず、あんパンはともかく、飲み物厳禁です。
ましてや牛乳なんて、体質や体調によっては、腹が下ります。
この意味からも、張込みにあんパンと牛乳はタブーですね。
これから、デカになる方は、気を付けましょう。

じゃ、実際の張込みは何を食べているのか。
そりゃ、既にどうでもいいですか。

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